歯科インプラント治療とは、抜けたり欠損した歯を補うために、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療方法です。
インプラントは通常、チタン製で耐久性があり、顎の骨と直接結合する性質があるため、天然歯に近い感覚で咀嚼することができ、ブリッジのように他の歯を削る必要がなく、入れ歯のような違和感を感じることも少なく治療できるため、第三の歯とも呼ばれています。
また、インプラントは適切なメインテナンスを行うことによって長期的に使用が可能であるため、口腔の健康と機能の維持、ひいては全身の健康に寄与することにも効果的です。
ただし、インプラント治療は外科的な処置が必要であり、全身の状態や骨の状態によって適応が異なるため、術前に歯科医師との十分な相談が必要です。
当院のインプラント手術は、15年以上の手術経験がある院長が行います。
またインプラントは経験豊富な歯科医師が行うことも重要ですが、それと同時に万全の手術体制で行う必要があります。
当院では他の歯科ユニットとは隔離された個室にて徹底した滅菌体制の元、手術を行なっております。
インプラント治療をお考えの患者様は、来院いただき、直接カウンセリングをお受けください。
従来のインプラント治療は歯型からおこした石膏模型や2次元的に撮影されたレントゲン画像を用いてインプラントのサイズや配置を計算し、フリーハンドで埋入を行う場合が多かったため、術者の経験則への依存度が高いものでした。
最新のコンピューターガイデッドサージェリーではCT画像を元に構築した3次元画像上で埋入計画や補綴計画を行います。デジタル処理されたデータから、インプラントの埋入をガイドするテンプレート(ステント)がCADCAMや3Dで作製されるので、計画どおりの精密な埋入を行うことが可能になりました。
これにより神経などの危険領域を侵すリスクを低減し、且つより高度な審美と機能性を兼ね備えた安全・精確なインプラント治療を受けていただくことができます。
当院では、より良い医療のために、ドクター、デンタルスタッフ一人ひとりが専門性を高め、それぞれが協力して治療にあたる「チーム医療」にも力を入れております。
各々が学会にて最新の情報を得るほか、実習やセミナーなどで研鑽を積み、常に患者様にとって安全な治療を提供できるよう努めております。
インプラント治療は従来のレントゲンのみでは3次元的な骨などの解剖学的な構造がわからないため安全に治療を行うことが困難です。
当院では歯科用CT装置を完備しており、術前に顎骨の状態を把握し的確な診断のもとで安全に配慮して埋入手術を行なっております。
2005年 日本歯科大学歯学部卒業
2005年 医療法人社団正祐会増渕歯科医院勤務
2011年 医療法人社団正祐会増渕歯科医院 院長
2014年 医療法人社団泰峰会 ヤナセ歯科医院
公益社団法人日本口腔インプラント学会 専修医
ストローマン製品の高い品質と信頼性は、長期治療成績によって裏付けられています。
初診
医療面接と診察
各種検査
診断と治療計画立案
インフォームド・コンセント
インプラント体埋入手術(1次手術)
2次手術
暫間上部構造装着
印象 咬合採得
咬合調整
メインテナンス
Q.インプラント治療は安全ですか?
A.インプラントの材料であるチタンは、生体との馴染みが良く安全な素材で、
金属ではありますがアレルギーを発症する可能性も極めて低いとされています。
インプラント治療は歯の欠損を補うにあたり非常に有効な治療法ですが様々なトラブルも耳にするようになっています。
インプラント体を埋入する手術の規模は親知らずの抜歯と同程度と考えられますが外科処置である以上リスクはゼロではありません。
インプラント治療の中で危ないと危惧される術後の出血やまひなどに関する偶発症が数%の確立で起こることが報告されています。
これらの偶発症は、術前にお口の状態を精密に検査し、CTなどで血管や神経の位置を把握した上で手術を行うことでリスクを大幅に下げることができます。
インプラント治療の利点と欠点を共有し、十分な診察、検査を経て治療を受けられることが重要です。
Q.治療期間はどのくらいですか?
A.治療開始から完了までの期間は個々の症例によって違います。顎骨内に埋入されたインプラント体と骨が結合するまでには一定の期間が必要ですが、この期間は埋入した部位の骨の状態に左右されます。 また骨造成等が必要であればさらに治療期間は長くなることが考えられます。治療期間について治療前にしっかり確認してから治療を受けられてください。
Q.最短いつに手術が可能ですか?
A.抜歯後半年程度治癒期間を待ちCTにて診断を行うことが一般的ですが、抜歯後側時埋入や早期の埋入を行う症例もあります。患者様の状態によっても違いがあるため一度ご相談ください。