「セラミック1DAY」とは、以下の写真の機械を用いた、セラミックを用いた治療が即日で終わる治療方法のことを言います。
即日治療にこだわる理由の一番は、接着力の向上による予防歯科的なメリットです。
従来の間接修復をコンピューターアシストによりセラミックの冷間加工技術により制作し、
即日に接着技術を用いて花道に接着することにより辺縁封鎖をより完全にし、再治療の機会を減少させることができます。
歯の硬さや”もち”を元の歯に最も近い形にすることができるので、予後が良くなります。
審美性の向上や来院回数が少ないのは、あくまで、副次的なメリットです。
さまざまなメリットがある「セラミック1DAY（セレック）」は、以下のような方にとってオススメの治療方法です。
従来のセラミックを使った治療方法は、歯を削ったあと型取りして技工所に送り、1～2週間後にできた技工物をセットするという流れでおこないます。
一方「セラミック1DAY（セレック）」は、口腔内専用のスキャナーでスキャン（型取り）して、その場でミリングする器械でセラミックを加工し、即日（1回の来院）でセットして治療を完了します。
セレック1Dayトリートメントは、なんといっても治療を1日で済ませられることが最大の魅力といえるでしょう。
「ずっと銀歯が気になっているけど時間がない」「仕事は休めないけど大事なイベントまでに歯を綺麗にしたい」など、治療にあまり時間をかけられない患者様におすすめの治療です。
セレックシステムで作製した修復物は、特殊な接着方法で歯との間に隙間を作らず強力に接着されます。
そうすることで、虫歯の原因となる菌の侵入や繁殖を防ぎ、虫歯再発のリスクを大幅に軽減できます。天然歯とのなじみもよく、耐久性にも優れ、最新の臨床研究によると治療した歯は15年後でも90%以上の残存率を実現しています。
セラミックは光の透過性が天然歯とほとんどかわらず、金属を使いませんので金属の溶けだしによる歯ぐきの変色が起こりません。
そして、さまざまな色のセラミックブロックから患者様にあうブロックを選びますので、治療後はご自身の歯の色によく馴染みます。また、噛み心地や舌触りなど質感も天然歯に近い自然な感触です。
デジタルスキャンは従来の型取りよりも早く正確で快適です。型取りの治療で気持ち悪くなったことはありませんか？
口の中が粘土のような型取り材でいっぱいになり、呼吸もしづらいし、吐き気まで、、そんな経験をされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
セレックなら口の中の情報をカメラで撮影して、３D画像にして型取りをするので、不快感がかなり軽減されます。
自費診療となりますので、一回の費用は少し高くなります。
しかし、むし歯の再発率の低さや、残存率の高さからしてもトータルでのコストは安くなる可能性が高いとも考えられます。
CRECに限ったことではありませんが、セラミックは陶器であるため強い力が加わると破損のリスクが考えられます。
前歯でしたら転倒などでの破損、奥歯の場合、歯ぎしりなどで強い力が加わると割れる心配があります。ただしCERECはコンピューター上にデータが保存されているので修復が可能です。
スキャン(型取り)
歯を削ったあと、3D光学カメラで口腔内を撮影します。3D光学カメラを使用して歯を撮影(スキャン)するだけ。
型取りの必要がないため、不快感を味わうことがありません。わずか数秒の作業で、歯並びがパソコンのモニター上に再現されます。
※症例により、型取りを必要とする場合もございます。
かぶせ物の設計
歯の状態をモニター上に再現し、あらゆる角度から歯の形態や、咬み合う部分の盛り上がりや形を微調整し、理想的な形にしていきます。
設計後、さまざまな色のセラミックブロックから最適な色を選びます。
かぶせ物の作製
高精度のミリングマシンと呼ばれる機械(CAM)で設計データをもとにセラミックブロックを削りだします。
チェアサイドでみるみるうちに精度に優れたかぶせ物を加工・作製していきます。
光やレーザーを当てる
先進的な接着技術を用いて、削りだされたセラミック歯を口腔内へセットします。これで治療終了です！
